「小いさな音ほど、ここにいるのよ!という存在感」♯3
- 郁代 麓
- 2021年9月10日
- 読了時間: 2分

とあるライブハウスにたまに、スタッフとして入る
そうそうたる実力派ミュージシャンが集う
アーティストがリハーサルで、どのように曲を作り上げていくのかを垣間見ることが出来るのが、感動をいただけるひととき。
リハ中、耳にしたバイオリニストの言葉
「小さな音ほど、ここにいるのよ!という存在感が必要なの」
音の表現力の幅がものすごく広くドラマティックな演奏に、いつ聴いても心を奪われる。吐息のような音さえ、会場に響きわたっていく。
強弱記号は、ただ音の大きさの違いではないのだなと思い知らされる
舞台の上での芝居と考えた時、大きな身振り手振りでも、佇むだけでもその人物の存在感は消えてしまってはいけないように。
どう表現したいか?というところに、音が生まれ
一曲の中に、明確な物語があって、飽きさせることはない。
小さな音に存在感を持たせるというのは、容易なことではないのだけど
技術的なことももちろんだけど、長年かけて生まれてきた演奏方法なのだと思う
今朝妙に感動して、私のつぼにハマったことがある
このプラグのディスプレイ方法

一回出したら、しまえなくなって、あれっ?と思ったら
ケースにも角度、商品にも角度、そして真っ直ぐディスプレイされる仕組み。
たかが、500円の商品にこんな凝ったことを!!
ちょっとばかし、私に迫りよって語りかけてくるこの角度
この角度の組み合わせ素晴らしくないですか?斜めに斜めを合わせて、真っ直ぐする。こんな小さな空間が立体となって、商品が私に話しかけてくるわけです。
なんか、この見せ方に愛を感じてしまったのですよ。ピタッと収まるケースを作ってしまえばそれでいいと思うのだけど
もしかしたら、サイズ違いのケースに無理くり入れたらこうなったのかもしれない
低コストで作るにはと、四六時中考えた末に出来上がった名案かもしれない
「見せ方」は追い求める情熱、アイデアや工夫、時には執念!たくさんの要素が詰まっていて、それが表現者の絶大なる個性となって現れてくる
こうして、技術も個性も磨かれていくのだな
プラグちゃん ありがとう❣️ be happy!
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