「旅と音楽」♯15
- 郁代 麓
- 2021年10月5日
- 読了時間: 2分
旅先では、できるだけ耳も心も開放させておくのがいい。
電車の音、風の音、海の音、鳥たちの囀り、木々が揺れる音、地元の人たちの会話、御国言葉。
その音たちが心を楽しませ、緩ませてくれる
旅の中で音楽を耳にした記憶を辿ると
まず思い出すのが、神楽だった。神社で本殿に上がり参拝をした後の神楽。
鈴、笙や笛、琴の音
祭りの時の太鼓や手拍子、力強いお囃子や、掛け声も思い出す。
女性のお囃子、男性のお囃子、下駄の音、怒号のようなものまで聞こえる
駅のホームの出発の合図の曲も思い出すかな。
郷土芸能と音
音楽というジャンルにあるのではなく、生活の中にある音なのだな。
私の耳と記憶に残っているだけであって、人それぞれ耳に残っているものは十人十色だろうが、その音たちは思い出の記憶とともに再生されるのだから不思議。
都会の生活のなかでは、心がゆるむ音が少ない
だから、イヤホンで自分のお気に入りの音楽に入っていく
ライブハウスに行く
コンサートやフェスで熱狂する
感覚を開くというより、感覚をより閉し強い刺激を体に与えてないと、染み込んでいかない
そんな感じがある
感覚が開くのが、やはり旅の効能だなと思う。
何でも受け止められるような気さえしてくる
ど〜〜んとこいっ!みたいな
色々な面倒なものは、水に流し風に流し
欲しいものだけ体に入れるわがままさを
存分に手にしていい時間
そんな中で、音楽のやりとりをしたい
幸せだろうな
Commentaires