師は、自分から出逢いに行くもの
- 郁代 麓
- 2022年9月29日
- 読了時間: 3分
師というのは、自分から出逢いに行くもの。
たまたま出会った先生が、いい人だった ということはなく
求めてるからこそ、そういう先生に出会えるのだと思う。
山口真央先生。
今二胡を教わっている、関西で活躍中の若手の二胡奏者だ。
真央さんは「音楽家」と呼ぶのがピッタリくる。
もちろん二胡を語らせたらすごいのですが、中国曲に限らず”音楽”への造詣が深い。
研究者、技術者と言ってもいいかな。
まだまだお若いのですが、聞いている音楽の量がとてつもなく多いのだろう。そして調べる。そこから研究をして、自分のものにしていく。
言うこと全て、意図があり意味があり、感覚だけでレッスンを進めない。

「一音一音全てに意味を持たせて弾く」
レッスンでのテーマになっている。
今の自分が、どんな音を出していて、何を直せばいいのか、どうすればいいのか
そんな繰り返しを丁寧にしながら、その場で直していく。
音の出し方、どう出すか、音の繋ぎ方、どう繋ぐか
レッスンの中で何度も繰り返し、落とし込んでいく、濃密な時間。
こちらが本気で望めば、それ以上のものを示してくれる。
彼女の演奏からは、一つ一つの音から意図が伝わってくる。
ただ美しいだけの音ではない。
癒しとかそう言うものではなく、音楽を深く探求して楽器で表現する、と言うものがビンビン伝わってくるのだ。
昨年の2021年9月からレッスンを受け始めた。
コロナ禍の身動きが取れない世の中、厚かましくも東京に教えにきて欲しいとお願いした。あっさりいいですよ!とお返事を頂いた。あの頃の新幹線の中はガラガラだったようだ。
出会いは、2019年9月二胡仲間のゆきさんの演奏を聞きに向かった京都。
その時に真央さんもいらしていて、ゆきさんにご紹介いただいた。
3人で公園でおしゃべりしながら二胡の調整をしてもらいながら、二胡談義をしばし楽しんだのが、始まりだった。
家族の事情で、教室の講師をやめ、教室もやめ、世の中はコロナ、さてどうしたらいいものか・・ずっと頭の中に真央さんの存在はあって、動いてみよう!とふと思ったのだ。
友人の言葉も背中を押した。
「今の先生があなたの最後の師になるかどうかはわからないよ。まだこれから出会いはあるかもしれないよ」
とその当時の師に出会って大喜びしていた、当時の私に友人はそう言った。
この一年の音の変化はとても大きいと感じている。
村井鉄也先生
EYSミュージックスクールに所属する村井先生は、初めての二胡の先生。
二胡で「いのちの歌」を弾きたい!というのがすでに目標があって門を叩いた。

「全くの初心者で、この曲を半年で弾けるようなりたいんです。
弾けるようになりますか?」
先生は、「なりますよ!やりましょう!」と躊躇なく言った。
おそらく・・無理だろうな〜と思っていたと思うのだけど。
でも、そう言ってくださったことが、自分に可能性や希望を持たせてくれた。
とにかく楽しいレッスンで、初心者の下手くそな時のモチベーションをずっと上げ続けて下さった先生でした。
そしてWeiWei Wuu先生
六本木ビルボードのライブをたまたま観に行った。
その音にぐっさりハートを撃ち抜かれた。この音が出せるようになりたい!
帰り道、携帯で検索しすぐに教室へメールを送った。

下手くそな私を教室の講師までぐいぐい引き上げてくださった。
ウェイウェイ先生に出会っていなければ、やはり今の私は存在していない。
ウェイウェイ先生は、
アーティストなのだ。
ステージの上はもちろんステージから降りてもアーティスト。
教わったことは全て宝物だ。。
出会う意味とタイミングが合わさって出会っている。
全てに感謝。
自分の二胡の音を成長させるには
100の練習より、1の本番。これ以外にあるのなら誰か教えて欲しい。
と言うことで!
11/27(日)二胡とピアノコンサート
真央先生もゲスト出演していただけます。二胡の重奏もあるの聞き応えバッチリ!
少し広い会場で行うので、是非きていただけると嬉しい。
申し込みは下記フォームよりお申し込みをお願いいたします。
https://pro.form-mailer.jp/fms/383aabfa266886
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