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私の憧れの台詞

  • 執筆者の写真: 郁代 麓
    郁代 麓
  • 2024年1月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年3月19日

私の憧れの台詞




「自分にはこれしか出来ることがない。」


昔、ある一流のレストランのシェフの方に私が

すごいでことですよね。こんな美味しくて美しいお料理が作れると

いうのは。と呟いたら


「いや、自分はこれしかできないので。」と仰った。


ズキュ〜〜ん♡ かっこいい!カッコ良すぎる!


もちろんそれまでの人生の時間とお金と命を使ってそれに打ち込んできたからこそ、それだけ大成されているわけで

簡単にチャチャっとその美しい料理が生まれているわけではない。

努力の賜物だと思うのですよ。


でもその時、かっこいい〜〜と心底思ったんです。

私は、大体のことは器用にチャチャっとこなす。要領を掴むのも早いし、専門的なことでなければ、完成図を見せてもらえれば大体のプロセスは想像ができる。

大した努力をしなくても、なんとなくこなすように見える。


というかそれだけ熱中するものがなかった、ということの方が近いかもしれないが。


けどね、けどね、


不器用でこれしかできない。

というよりも”これだけ”は誰にも負けない!というような職人さんのような生き方に憧れがあった。

多くのことを器用にできるよりも「これしか出来ないんです」って人になってみたっかた。


そんな風に生きてみたい!

いつかそんな言葉がこぼれ落ちる人になりたい。

と心のどこかにいつもあって


そんなことを思ってから数年。

思考は現実化するもので

ふと・・今、私「これしかできない」人になっているかも・・と感じ始めている。

それだけ二胡は自分の人生の時間の多くを占めているものになっている。


できることならもっと早く出会いたかったけど

全てはベストのタイミングで事は起こる。



一歩踏み入れた気がするのよ。

けどね「これしか出来ない」の重さが何か違う気がしてきた。

これしか出来ない!の中にもクラスがあるようで(笑


えええっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜


これしか出来ない人のべーシッククラスみたいな。


上級コースがあるとしたら

これしか出来ない人 アドバンス

これしか出来ない人 プレミアム

これしか出来ない人 プレミアム職人


壁は現れるのか、自分が好きで作るのか。

多分後者だな。


そんなこんなで、やればやるほど自分の凡人ぶりに感心してしまうのだけども。

大人になって始める自分の体に貯金がない分

出来るようになるまでの反復と時間は、体年齢と寄り添いながらというもどかしさが付随する。


しかし・・・時々考える。

なんのためにこんなにめんどくさい二胡を弾くのか


「出来ない」という自分が許容できない単なる負けず嫌いなのだと思う(笑 ちょっと小さい声で言う。


楽しいとか、好きとか・・表向きの意味を作ることが面倒になってきた。

もう自分のDNAの衝動なんだな。

今の現在地はそんなとこ。


今日やりたいことが、やりたいだけ出来たら

それは幸せな1日。

幸せな1日を送ることに全力を注ぐ。


とても複雑な思いが膨らんだ2024年の始まり。

ようやく頭と体がコミュニケーションをとり始めた感じだ。

今日1日の積み上げが自分の行き先と信じて!

レッツラGo〜〜


明日があるとは限らない。明日のことは明日の郁代に任せて!





 
 
 

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