運を動かす旅!イルカと泳ぐ!
- 郁代 麓
- 2024年10月22日
- 読了時間: 6分
音楽ばかりやっていると、外で演奏する以外は家で修行僧のように練習することばかり。
椅子から離れるときは、トイレかキッチンか(笑
他のライブや、コンサートなども行きますがこれも椅子に座っているだけだしね。
運を動かすと書いて、運動!体も動かさなきゃね。
素晴らしい体験をここに留めておこうと思う。この体験もいつか音になって流れ出してくると思うから。
友人のFBフィードが現れる
「御蔵島のドルフィンスイミング後2席空いてるよ〜〜!」
心がときめきました✨
あれっ?今やりたいって思った?私 思ったよね〜?思った絶対思った!
55年の人生の中で初めて登場したワード。
”イルカと泳ぐアタクシ🐬”
こういう自然相手のものと自分の体のコンディションと、来年があるとは限らない。
行きたいと思うなら、今しかないでしょ。
2024年10/13~10/16 三泊四日で御蔵島へ行ってきました。
着岸率の低い御蔵島
島へ降り立つことがまず第一関門。10/10 11と欠航していて、12も怪しい状況。数字上の風速、波の高さなら欠航もあり得る。そしてその船が戻ってこないと私たちの乗る船はないわけで。
でもちゃんと戻ってきました。お船。それにのって無事出港!


船の中で寝ながら、何度波を乗り越えたことか・・。船に弱い人はこれは酔うわな。
朝日と共に御蔵島を見て着岸できますようにと願う。
無事に島へ降り立ったときは、仲間で歓喜の雄叫び!
いよいよイルカと会える!
二日目の朝は、島の神社や商店へ行って少しゆっくり。
午後からはいよいよドルフィンスイムへ!
海で泳ぐのも、スノーケルをするのも何十年ぶり、というか新婚旅行以来でした(^^;;
安全のためにウェットスーツを借りたので、そこは安心。
船は、漁船です。そう漁船です!大事なことなのでもう一回「漁船」です。
大型船が着くかつかないかという波、波浪警報も出いてたので
揺れるなんてもんじゃなく、海に船が叩きつけられてる。
船の上でもスノーケルつけてましたです、はい。
顔に水がっ・・バケツでかけられてるくらいかかる(笑
皆さん、酔い止め飲んでいましたがまあ効かんわな。
もうふらふらのゲロゲロ・・
幸いなことに、私は酔うことを知らず。
そして、この日は奇跡が起きました!!!
なんと!!
イ
ル
カ
が
ど
こ
に
も
い
な
い
ヘッ・・?
どーいうこと?
御蔵のイルカは、島に定住しているはず。
会えないことの方が難しい
遭遇率90%以上のこの島でっ
なんてこったどこに家出してるの!この荒波の中。
いるか〜〜〜〜
かむばっ〜〜〜〜〜っく!!
ということで、船と荒波と海水に慣れるには絶好の初日となりました。
しっかし
神は他に素晴らしいものを見せてくれたのでした。
海から戻ってお風呂に入り、ビール片手に夕日を眺めながら
携帯いじってたら
なんだか彗星の話題で賑わっているではありませんか。

日没後1時間位、夕日の沈んだ上あたりに彗星が観測できる。
今じゃん!今!
あれ?それ?これ?と検索を始めた結果
いた〜〜〜〜見えた〜〜〜〜!
肉眼では探しずらかったのですが、誰かが携帯で写真を撮ったらしく
「いた〜〜〜〜!」って叫び声が。
しっかり尻尾まで見えて、その辺りをよく見ると肉眼でも見える気がする。
アトラス彗星
次にやってくるのは8万年後。これは奇跡の遭遇よね。
この島、ただならぬパワーがあることを確信。
今日こそイルカ!
そして三日目
素晴らしい晴天!朝8:30出発!途中虹も見える!
早速イルカちゃんたちのお出迎え!
船の上でイルカをそばで見るだけで泣けました。
そして、海に潜って目の前で見るイルカに大感激と大興奮。
人生55年目にして、イルカと一緒に泳ぐ日が来ようとは・・
夢にも思っていなかったよ。

目の前を泳ぐイルカ達は、空を飛ぶ鳥達のように
自由で美しかった✨
御蔵島のイルカは、フレンドリーで人に近寄ってくる。
正面注意!というキャッチがある位
気がつけば、目の前にいて、目が合っちゃうのだよ。
なんて素晴らしい時間を過ごしているのだろう。
来られてよかった。
胸がいっぱいだ!



このイルカ達と目がチラッと合うわけです。
あってる気がする!というのが正確かもしれませんが。
もうね、尊すぎます。
動きも、声も、キュートすぎて♡

午後は御蔵島の山に入る。
標高850mほどの島だが、御蔵島は深さ1500mの深海からそびえたっているため、火山としての高さは2300mにもなる。
山体は黒潮に侵食され、切り立った海食崖となり独特の地形と風土がある深い森だ。
花崗岩でできてる島、その岩にしがみつくように木々が根を伸ばし森を形成する。
この森から流れる栄養に富んだ水が、海を豊にし、魚の漁場となり、イルカ達が沖へ狩に行かずとも餌が食べられるため、イルカが御蔵島に定住できるわけだ。
4時間弱の歩行時間。気持ちの良い森林浴と学びのトレッキングとなった。
木々に囲まれた中を歩いていたので、夕日の時間だということはわかっていたけど、見れないな〜と思ってたら
ぱっと視界が開ける場所が現れ、目の前に夕日が輝く。
なんて美しい。海にジュッと音を立てて沈んでいきましたわ。

夜は、屋上に出て月光浴。
この日は、9月の中秋の満月に続き、十三夜であった。
月影ができるほど明るい!周りが真っ暗ともいうが、美しい月夜。
明るい夜というものを初めて知った。
勉強が出来そうなくらい(笑
屋上で寝そべって月と星を見る。
大きな大きな星が流れるのを見た。
流れ星に願い事をかけるのは、まず無理だわ。
けども、星は自分の♡へ入ったみたい。
最終日!朝6:30海へ!
潜るのも3回目となると小慣れたもんだ。
船から海へ飛び込むのはいいのだけど、海から上がる時は自分の体の重さにヨタヨタしながらも、イルカ会いたさに飛び込んでしまう。
海の中を泳ぐみんなは、人魚のようでした。
55歳にして、海の中の世界を垣間見る事ができるなんて。
泳ぐのもだんだんと慣れて、最終日はイルカと泳いだ〜〜!という気分になれた。
船から降りるときは、寂しかった。

素敵な仲間と出会い
島、海、森、星、月、虹、イルカ!
大自然を満喫できたことに心からの感謝。
そして、健康な自分の体、応援してくれる家族に大感謝。
私は鳥が好きで、空の世界は想像がつく。
しかし、海の中は、全くの管轄外であった。
泳げるとも、覗けるとも、1ミリも思ってなかったから。
海に入って感じたことは、
「ここは空なのか」
イルカは翼を広げ飛んでいるように見えた。
空と違うことは、人が一緒に飛べること。海中では、泳ぐというのだけど
飛んでいるようにしか見えなかったよ。
美しい世界でありました。
翼とフィンを持ち合わせたら、世界を制覇できそうだ。
御蔵島へ連れて行ってくれたヨッシーとちとせちゃんが作ってくれた動画。
おかわり再生が止まらない。
素晴らしい旅の思い出。
沢山の美しい世界に出逢わせてくれて本当にありがとう。
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