音って身体のどこから出る?
- 郁代 麓
- 2022年1月20日
- 読了時間: 3分
「丹田」から音を出してください。先生がよく仰っていました。
もちろん音は楽器から出てくるものなんだけど、その人の音はその人自身から響いてくる。どんなに下手くそだとしても、溢れ出てくるもの。感動するのはそこ。

その人の音の出どころというのが私の中の不思議でした。
先生の仰る丹田(何となくはわかる)というものが、自分の身体のどこのことなのかさっぱりわからなくて、
丹田から音を出す感覚というのもさっぱりわからなかった。
「気を下げる」とか「腹を据える」という感覚はなんとなく。
何となくってね・・解っていることにならない。
それがね、友人達との会話の中でちょっと見えたんですよ。
ワッ〜〜!という声が身体の中でやまびこのように響き渡りました(笑
ずっとずっと疑問だったこと。
音楽、演劇、武道、踊り 何か自分の中から身体表現をする人たちは、
身体の中のどこに表現の泉があるのだろう?
気持ちが溢れ出てくるのどこから?
真剣さが溢れてくるのは?
力はどこから出てくるの?
音は?歌は?
楽器を始めて最初のうちは楽器を使うという練習をする。
二胡で言えば基本的な運指、運弓、姿勢。
これが出来るようになってくると、更なるテクニック、技術的な表現方法。
時と共に楽器と自分が近づいてくると、楽器が身体の一部になってくる。
そのうち、楽器を通して”私自身”を表現していきたくなる。
私の中の”どこ”と楽器がつながると、私の”音”になるのか?
ハートや、脳では無い。(←何となく 笑)
夫の大学時代の友人ご夫婦と一緒に食事をした。
楽しそうに話す彼らは20歳の時に出会い、髪型や体型、風貌は変われど・・今も変わらず20歳のままで無邪気に話している。
そのご夫婦は、空手を習っているそうで、稽古の話がとても面白く興味深いものだった。
習って数年の空手だが、 黒帯を持っているお二人。
何やら・;私たち夫婦と同じ匂いがプンプンした(笑
「技を出すとき、腹式呼吸で”はぁ〜〜〜〜〜”と全て息を吐ききる。それから技を出すとパーンと技が決まる! 力の発揮のしどころは横隔膜なんですよ」と。
おうかくまく?
映画の格闘シーンとかで、戦いが始まる時に、技を出す前に呼吸をはぁ〜〜と息を吐く様子イメージできますよね。
息を吐き切った『次』、体から最大の力を放出できるのだそうだ。

横隔膜というのは吸気筋で、息を吸う時に使う筋肉。
腹式呼吸というのは、息を吐き切ると肺の空気が空になるので横隔膜が上がる。
次、吸おうとしなくても必然的に空気が肺に入ってきて、横隔膜を押し下げるわけです。
この時、そうか!と思ったの。
”気”を下げるというのは、横隔膜が下がる(息が肺に入っていく)状態のことなんだ!
ずっと、息を吐いている時が気を下げることだと思ってたんですよ。
息を吐き切った次の瞬間に起こることなんだと!
わかるようでわからなかった
私にとってはやっと、合点がいった奇跡の瞬間だったのよ。
方法を身につけるのは、行動を再現できること。
行動の先に何を感じるかはその人次第だけど、
何度も繰り返した後に、見えてくる答えがあり、
自分のものとして消化して、身にすることができる。
練習とはきっとそういう性質のものだと思う。
横隔膜を鍛えると
人間のパワーの源を、表現の源を、育てるということにつながるように思う。
この源から湧き出てきたものが、その人の音であり、パワーであり、相手を倒せる気であり、その人自身のパーソナリティーであり、全ての才能。
という今現在の理解!
これから実践していった結果、またご報告ができる時は多分数年後かな〜(笑
私の禅問答のような音楽生活は続く。。
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