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マダマダタリナイ・・をいつまで続けるのか。

  • 執筆者の写真: 郁代 麓
    郁代 麓
  • 2023年10月30日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年3月19日


音楽家として前進するためにコーチングを受けた。 半年のコーチングを受ける中。自分の中から出てきたドロドロや 大きな気づきや変化をアウトプットしておこうと思います。 こんな体験を通して、自分の音や人生がどう変わっていくのかも楽しみであります。


コンサートの始まる前のツーショット
コーチ早苗と一緒に

マダマダタリナイ教!を脱会

今ここからこの瞬間から「演奏家!」って決めるの。 自分の音を求め続けるのはずっとずっと続くだろうけどさ。 けどいつまでもまだまだ足りない状態に浸かっていると溢れでてくるものが何もない。 音も、表現力も、情熱も、技術も、何も溢れてきやしないの。

音楽の英才教育を受けている人が「演奏家」と名乗るものなのだ、というビリーフがあった。 だから大人になって始めた楽器で演奏家と名乗る勇気ってね・・ それはそれはしこたまいったんだと思うんですよ。 早かれ遅かれ活躍してる方々皆さんどこかで演奏家というアイデンティティーになる決心しているはずで。 私は2021年の秋でした。二胡を手にして8年でしょうか。 それまで演奏もしていましたし、教室で講師もして30名程の生徒さんを教えていたこともありました。

けどね、「二胡奏者」と名乗ることの居心地の悪さ マダマダマダ・・・・マダ。マダタリナイ、マダマダダ。がつきまとう。 これ終わりが来る時があるのだろうか? 多分きっとこないだろうね。  だからこれは終わりにしようと決めた。 この宗教じみたマインドコントロールって、自分でかけたにもかかわらず 結構なダメージを自分に与えていく。 自分で外すのは時間がかかるから・・ 「誰かに頼ろっと。」 ということで、コーチングを受けました。


コーチは進地早苗さん。


コンサートで一緒に出演
コーチSanae


なぜ彼女を選んだかというと「素敵に輝いていた」から。 自分をさらけ出して表に表現していた。 以前から知っているのだけど、すごく美しくなっていて、キラキラしてました。 キラキラしていると目に飛び込んでくるんだよね。 他にもコーチは沢山いたのだけど、私のアンテナにキャッチされたのは早苗さんだった。 鞭で打たれるような厳しいのは御免だったし、輝きに導かれたかった。 (そっか、私は輝きたかったのね。)

自分の中に何かネガティブがあるのはわかっているんだけど、 もはや、それは癖・習慣として自分が繰り返している行動で、強化されていくほど無意識に入っていく。 困ったもんだ。

コーチングの1回目「足りていない自分」 というところから始まった。 左脳で考えるタイプの私は自問自答、他者との比較、研究、練習が大好き。 そういうことが好きなのは確か。研究して実践する。それは努力とは違う感覚。 けど、体で体得するものはなかなかのプロセスがあって思い通りに行かんのですわ。 まだできてない、まだ足りない。スポ根かっ。 本番を目指し練習し、やっては「足りない」世界へ落ちていく。その繰り返し。 「負けず嫌い」という設定が今までの自分を支えてきたようで。 ただ、負けず嫌いというのは、負けている自分を見ていることが前提なのだ。 「高い理想」これも理想が手の届かないところにあり続ける構図。 そもそも、音楽に勝ち負けもないし 音は形のないもので手に入っているのかいないのかも漠然としたものだ。 ずっと、漠然としたものと戦っていたのか。 この10年はそれでもよかったのかも知れない。 がっ・・・これを続けていくの?何かやり方間違ってるよね。

どうして二胡をやっているのか。どうなりたいのか。 答えは一つで、「自分を感動させる音を出したい」それに尽きるのです。 世のため人のため・・とかはまだ言えない。 自分を感動させているうちに、その感動が伝わっていくだろうと思っている。 それが癒しとなり、勇気となり、聞いてくれる人の届くに違いない。


これからの10年、自分の音を目指すには

自分の生きる「設定」を変える。 今回のコーチングは、自分の「設定」を変えるために受けたものなのだと、今さら気づく。 「足りない」から始まるからいつまでも満たされない。 「全て在る」から始めれば、溢れ出てくる。 自分の設定を変えるタイミングであることに気づけないことが、この数年の生きづらさであったのだと思う。 ただ、こうして気付いたからといってすぐ様設定が変わるわけではなくて、 今までの習慣に戻ろうとする。 習慣を変えるには、ちょっとの工夫とトレーニングが必要。

未来と過去が集約されて「今」がある。 振り返ることも、未来にワクワクすることも必要だが 「今」の自分としっかり繋がっていること。 今の自分を信じてあげること 全て満たされている自分の存在を受け入れること 自分自身の在り方「Be」と、つながり続けること。 もちろんできないことは練習して獲得していくのだけど 今の自分としっかり繋がることで、もう私の音は出せる。 今まで得てきたもの、そしてもうすでに私が未来に見ているもの。 全て繋がっていて、on the wayなのだ。

全6回のコーチングでは、一回一回が自分への深い探求でした。 ものすごく大きな収穫を一つ紹介します。

続きは次のブログで。


 
 
 

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