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祈りへの旅1日目 三井寺、興福寺

  • 執筆者の写真: 郁代 麓
    郁代 麓
  • 1月30日
  • 読了時間: 5分

更新日:1月31日

2025/1/19~1/22の四日間 滋賀・奈良への旅へ行っていました。

3/8のコンサート会場となる弘法寺に展示されている小田輝子さんの作品に描かれた仏像を訪ねる旅でした。


音楽✖️仏画✖️旅


本物に会いに行きたいね、ということでコンサートで仏画のナビゲーターをしてくださる現役添乗員の飯田さんと出かけてきました。

私も10年ほど添乗員をしていましたが、飯田さんは現役35年の大ベテラン添乗員さん。

とても尊敬している先輩であり、今は大切な友人としてお付き合いさせていただいています。そんな飯田さんが行程を組んでくださり、もう完璧です!


1日目 東京(7:00発)→京都駅(荷物はコンロッカーへ)→三井寺駅

三井の晩鐘
三井の晩鐘

東京を7:00に出れば、もう10:00には三井寺に着く。早起きってすごい!


三井寺はとても広いのでチェックポイントを決めてささっと、とはいえど90分はいります。

まずは文化財収蔵庫で十一面観音様をじっくりと。そして閼伽井屋の水音、三井の半鐘 鐘撞き、鐘みくじ。

このお寺は色々な音が鳴ってるのね。


弁慶の引き摺り鐘でも有名。

弁慶が引きずった言われるその鐘は保管されていて見ることができます。

写真のとは違う鐘です。こちらは打つこと出来まして、とても良い音が響き渡ります。



三井寺 十一面観音
三井寺 十一面観音

*三井寺 十一面観音立像

・重要文化財 平安時代(九世紀)

・木造 彩色 像高81.8cm

ヒノキの一木造


じっくりみてきました。小柄ですが整ったお顔の観音様。可愛らしい感じなのですが、どっしりした肉付きのお体をしています。やはり大きなお寺にお住まいなので、管理が行き届いていてます。

1000年以上経っていてもとても良い状態です。

平安時代は一木造りの仏像が多いようです。これだけの仏様を一木に彫るのに、どれだけのエネルギーと集中がいることでしょう。


しかしながら、なぜこのようなサイズ感になったのだろうかと考えます。

幼児のような体のバランス。他では見ることはないかもしれません。


近鉄特急 あをによし
近鉄特急 あをによし










三井寺駅→京都駅→近鉄観光特急あをによし→奈良駅

京都に戻り、ささっとお弁当を買い列車へ。

観光列車あをによし。34分の乗車時間なんだけど、ここは楽しむ!!!


京都から奈良の移動は近鉄を使う方が圧倒的に速いのですよね。


近鉄奈良駅
近鉄奈良駅


近鉄奈良駅から徒歩3分くらいの場所に宿をとったので、すぐチェックイン!

そして、徒歩で向かうは


*興福寺国宝館 阿修羅像

・奈良時代 国宝

・脱活乾漆造、彩色

・像高 153.4cm


国宝館はまさに国宝だらけの素晴らしい場所なのです。人の記憶はいい加減なもので、添乗員時代あれだけ見たにも関わらず・・阿修羅以外あまり記憶に残っていないという情けなさ。

あっちからもこっちからも、じっくり舐め回してきました。

阿修羅様以外にも見どころは沢山です。


今の国宝館ができる前は、ガラスの小ケースみたいなところで、ガラガラと開ければ抱き抱えられそうな所にいらした阿修羅様の記憶がありますが

今は、美しく神々しく照明を浴びてセンターに立っていらっしゃいます。

美しい少年のような表情の阿修羅様のファンは日本全国沢山いらっしゃることでしょう。

周りには、八部衆立像(はちぶしゅうりゅうぞう)や十大弟子立像(じゅうだいでしりゅうぞう)が並んでいます。

ここに並ぶ仏像様は、美少年がちらほら。

光明皇后は美少年がタイプだったのではという説も。


そして、私たち阿修羅ファンクラブに入ってきました。会長はみうらじゅんさん。阿修羅ファンクラブ公式ソングは高見沢俊彦さんが歌っております。

愛の偶像(ラブ・アイドル)


他にも寄ったところ

・興福寺中金堂

・大仏殿

・二月堂


奈良へ行ったら大仏殿は必須であります。

大仏様は絶対的な奈良のシンボルであり、万国共通の偉大さなのです。

沢山の外国の方がいらしていました。大仏殿と鹿の周りには圧倒的に外国人が多い。

みんな楽しそうに鹿や大仏様と写真撮っていました。


歩きながら、外国の方達は、奈良に何を見に来るのだろう?と呟いたら

飯田さんが、「大仏と鹿でしょ」笑

まさにですよ。

すっごく大きい!すっごく重い!すっごく高い!こういうスケールというのは世界中に伝わる表現なのですよ。そして圧倒的!

コンビニに入ると、お土産の靴下に「ダイブツ」 「シカ」と書いておりましたわ。

日本の天皇や宗教の歴史、仏像の意味するものは少し分かりづらいだろうなと思います。



夕方日が落ちる頃に、二月堂へ上がり夕日を眺めながらふらふらと公園の中を抜けて、夕食のお店を物色しながら・・

和食居酒屋へ入り、ビールで乾杯。

たっぷり仏像を見た1日が終わりました。


京都も奈良も近いです。

会いたいものには会っておかないと。

1月は閑散期です。寒いですがゆっくり仏像の前で時間を過ごすにはうってつけです。


泊まった宿は、ベーカリーホテルシャトードール 一泊4950円(朝食付き)

パン屋さんも経営しており、朝食にもっちりとした食パンをいただけます。

大仏殿、興福寺、奈良国立博物館ととても近い。飲食店も周りに沢山あるので夕食にも困りません。お部屋もビジネスタイプですがすっきりきれいです。ビジネスタイプのお部屋は仲の良い友人同士でもシングルを2部屋とるととても楽ちんよと、飯田さんが手配してくれました。これ超おすすめです。



2日目はこちら



 
 
 

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